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介護 ブログニュース

社会福祉の観点から、特に高齢者介護における現場での実情をリアルにお伝えします

◆ラジオ日本にて収録時に話したこと -前編-

ラジオ日本にて収録時に話をした内容について、お問い合わせがありましたので

ブログにて文章にしてみました。

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  • いま最も訴えたいこと

 高齢者が総人口に占める割合、いわゆる高齢化率は2010年の23%から2020年には30%に達すると言われており、現在も急速な高齢化が進展しております。また、加えて少子化もすすんでいるため、介護を担う人材が不足しているということは、ニュースでも取り上げられているためご存知かと思います。人材不足への対応策の一つとして、現在、介護業界では海外の方を介護職として採用している状況にあります。しかし、少子高齢化がすすむ日本の介護における状況は、人材不足だけではなく、すでにその先の問題が現場で進行しています。例えば、介護保険制度が施行された2000年から2016年までの、介護事業者倒産件数の統計では、昨年2016年度の倒産件数が最も高くなっています。急速に高齢者が増えつつ、このまま介護事業者の倒産が増加していくと、この先の日本の介護現場にどのような事が起こり、私たち国民がどのような状況になるのか。 ここに、現在介護に携わっていない方に関心を持って欲しいと考えています。

  • 高齢者介護の問題点とは?

 日本の平均寿命は世界でも最高水準となっています。ですので、一般的には高齢者になってからの人生も長い、と言えます。人は認知症になっても、介護が必要になっても人生の最後まで、人として尊重されながら暮していくこと、これを誰もが望んでいます。日本も昨年からケアプランを作成するプロセスの中で人工知能、AIを活用するための検討しており、介護の効率化や負担軽減を図ろうとしています。課題が山積する高齢者介護では、AIを取り入れ効率化や負担軽減する事も必要です。そして、高齢者介護の問題点は、認知症や要介護状態になったとき、誰もが人として尊重されながら暮していける環境をつくること、ここが一番の問題点であると考えております。

  • 介護職員の現状と問題点は?

 介護職員の現状を待遇面からみると、決して良いものとは言えません。冒頭にもお伝えしたとおり、介護保険制度が施行されてから、昨年度が一番介護事業者の倒産件数が多い現状を考えると、待遇面に期待できる状況ではありません。また、国の財政や社会保障費からみても、今以上に介護業界や職員に対してお金を捻出することは、容易ではありません。しかし介護職員の仕事は、非常にやりがいのあるものです。働いている介護職員1人ひとりは、日々業務に追われつつも、それぞれに志を持ち真剣に働いています。志を持った介護職員は、経営者や管理者へとなっていくわけですが、この場合、経営者や管理者としての知識や経験を積む環境がほとんどありません。これが、現状の問題点です。人が高齢になったとき、誰もが尊厳を保った生活を送るためには、それをサポートする『介護事業者』と、直接高齢者に携わる『人材』が必要です。そのために、まずは介護事業者の経営改善を図り、介護職員の待遇面をも変えていく必要性があります。

後半については、ラジオ放送後までに文章化しようと考えてます。

人生一度きり、遊びも仕事も真剣に・・・