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社会福祉の観点から、特に高齢者介護における現場での実情をリアルにお伝えします

スターバックスコーヒーを呼ぼう!  -CSR活用の原点No2- 

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【社会はそんなに甘くない】
プレゼン後、スターバックスコーヒー側より承諾を得た話を介護老人保健施設へ持ち帰る。当時、現場で介護スタッフとして働いていたこともあり、上司となるリーダーへ相談すると他職種が集まる会議の場で時間をつくってくれることになった。「スターバックスが来て、豆の説明をした後に試飲して頂けます。よし!では実施してみよう!!なんて答えがあると考えていたが、返答はこうだった。

【猛反発】
まずは看護師より。コーヒーに砂糖が入っていたら糖尿病の人はどうするんですか?そもそも、試飲するコーヒーのカフェイン含有量はどの程度なんですか?あと、やけどしたらどうするんですか?それに何でスタバ?帝国ホテルや老舗コーヒーの方が良くないですか??次に決裁権を持つ方より。もし、何かあったら誰が責任とるのですか?
か、返せない。結局、実施することは出来ずに終わる。

【正しいこととは?】
企画が通らなかった理由として、内容の良い部分とリスク管理について十分に伝える事が出来なかったと考えた。しかし、良く考えれば施設でもコーヒーは出しているので、糖尿病の対応もしている訳だし、現行提供しているカフェイン含有量を把握しているとは思えない。やけどについても考えた。認知症の方でも、機能低下しているとは言え人間には反射がある。そもそも健常者であれば熱いと認識しながら口に含み「アッつっ!!」て飲むのが美味しいと感じるのではないかな?と。そして、「何かあったらどうするの?」。確かにそうですね。何も無いようにするのであれば、何もしなければ良いのだし、ただし、それでは何も出来ませんが。。。介護スタッフとしてこの時に、リーダーや施設長になって絶対に実施しよう!!と心に誓いました。 

→次は、イベントを実施した時の様子をUPします